Triming 04/08/13
描く事、創り出す事に凄い尊敬を感じるって昔書いた気がするけど、やっぱりそれは変わらない。ただ、何で写真ばっか撮るんだろ?って考えてと言うか、ある人に言われて、その場で答えられたから、まぁ俺もいろいろ考えてたんだなぁと思った。
写真を撮る。これを考えると、その無二の瞬間を、その無二の世界からファインダーに映る部分だけを切り取る事。Triming。
「総ての事物は言説によってその存在を認められる」っていう事をこれもまた雑文に書いたけど、そうであるならば、「切りとって」、「その画像にタイトルを与える」事は、その無二の瞬間を言説の下に存在を認めることが出来ると言う事。事実、アルバムを誰かに見せてその出来事を語る事も、その想い出を共有する事も出来る。
逆にいえば、「何を存在させるか」という事。一輪の花とか、富士山、とか、水の流れ、とか、友人との想い出とかエトセトラエトセトラ。。。
そうそう、自分の写真に「水」が映っている写真が多いんだけど、幼少の頃、すでに祖母が「この子は水が好きな子だよ」って言われてたらしい。…そうだったんだ。
良い写真が撮れた時、その写真を見る事で最大限その風景が心の中に回帰される。誰かに見せれば感動してくれる。笑顔を得る。その時、その風景はその誰かの心の中にまた、存在を得る。
今まで自分の写真にあまりタイトルを求めなかった。でも、こういう事を考えると、なるべくならタイトルをつけてあげたいな。
んで、なるべくなら同じ時間を共有しても、自分しか気付いてやれなかった風景とかを切り取っていけると良いな。
新しいカメラを引っ提げて本格始動…かも。